
複数ワークスペースに対応しました ― 案件ごとにスキーマもコンテンツも分離する
平原 典彦 — Tesseraを開発しているエンジニア。ヘッドレスCMSとAI連携に関心があります。
顧客ごとのサイト、自社ブログ、検証用――複数のプロジェクトを扱うとき、これまでTesseraは1アカウントにつき1ワークスペースしか持てませんでした。本日から、1つのアカウントで複数のワークスペースを持ち、切り替えられるようになりました。
何が分かれるのか
ワークスペースは「分離の単位」です。切り替えると、次のものがすべて別々になります。
- スキーマ(コンテンツタイプ・フィールド定義)
- コンテンツ(エントリ)
- メディア(画像・ファイル。ストレージ上限もワークスペースごと)
- APIキー(キーはワークスペースに属します。GraphQL / MCP からアクセスできる範囲も、そのキーが属するワークスペース内に限定されます)
- メンバー(招待・権限)
- レート制限
顧客Aの案件で作ったスキーマが顧客Bに見えたり、APIキーが混ざったりすることはありません。
切り替え方
画面左上にワークスペーススイッチャーを追加しました。クリックすると所属するワークスペースの一覧が開くので、選ぶだけで切り替わります。新しいプロジェクトの作成も、同じ場所から行えます。
料金
- アカウントで2つ目まで無料(Free / Paid どちらのプランでも)
- 3つ目以降は1つにつき月額 ¥1,480
ここは設計の意図を正直に書いておきます。追加ワークスペースを基本プラン(¥2,980)と同額にしなかったのは、AIクレジットの込み枠をワークスペースごとには配らないことにしたからです。
込み枠(有料プランで月15,000クレジット)はアカウント共通の1つのプールとして扱い、どのワークスペースで使っても同じ枠から消費されます。つまり、ワークスペースを増やしてもAIクレジットの枠は増えません。その代わり、分離のための費用として基本プランのおよそ半額に抑えました。
ワークスペースの数に比例してAIの込み枠を配ると、その原価はこちらが負担することになり、いずれ価格に跳ね返ります。枠を共通化して増やさない代わりに、追加分を安くする――そのほうが、こちらの原価もみなさんの支払いも予測しやすいと考えました。
使いはじめるには
すでにアカウントをお持ちなら、左上のスイッチャーから「+ 新しいプロジェクトを作成」を選ぶだけです。2つ目までは追加費用なしで作成できます。
案件が増えたときに、アカウントを分けたり、1つのワークスペースに詰め込んだりしなくて済むようになりました。